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【ケース2】お金がない、その裏には?

人が怖いシリーズが完結したので、次はお金がない人のケースをご紹介します。

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ある人はお金がなくて悩んでいました。

自分は賢くお金を管理しているつもりなのに、なぜかいつも入ってくるお金よりも出ていくお金の方が多いのです。

生活が苦しくて、もっとお金を稼ぎたいと思っていました。

そこで、お金のブロックを外してもらおうと心理カウンセラーの元へやってきました。

「先生、私はいつもお金が足りないんです。もっと稼ぎたい。今の金額じゃ足りないんです」

「お金が足りないと感じていらっしゃるんですね。では、どれくらいの金額足りなくて、どのような面で足りないと感じていらっしゃるか、教えていただけますか?」

その人は自分のお金の使い方についてカウンセラーに話しました。

「私は仕事で使う本をよく読みます。今よりもっと知識をつければお金を稼げると思うからです。他にも仕事用の講座を受けています。

でも、それ以外はあまり使いません。洋服や化粧品は結構我慢しているし、食事もできるだけ節約しています。」

本屋さんに行くのが趣味で、ふらっと寄るたびに何冊か購入する。それを毎月何回か繰り返している。

仕事のスキルアップのための講座を3〜4つほど受講していて、講座に出席するために土日は忙しい。

他にも単発のセミナーや、尊敬できるビジネスインフルエンサーのイベントがあったら、たとえ遠方でもできるだけ行くようにしている。

「本は読み切れていますか?」

「忙しいので、読めないままの本もあります。」

「講座はどうですか?活かせていますか?」

「高いお金を払っているので、必ず出席するようにしています。でも、もう少し実践しないといけないと思っています。復習の時間が取れなくて…。もう少し勉強しなきゃいけないと思っています」

カウンセラーが話を聞いてみると、その人の心の傷がだんだんと明らかになってきました。

「あなたは買い物依存の傾向がありますね。」

「ええ!?そんなわけないですよ先生。だって、私はお金を稼げていないから投資しないといけないんです。

それに、本当は欲しい服や化粧品とか、旅行や遊びは我慢してるんです。お金を稼いでから思う存分楽しもうと思って。

私は講座にもうお金をかけなくていいくらい、稼ぎたいんです。だから買い物依存症ではありません。」

まさか、という驚いた反応を受け止めながら、カウンセラーは真面目で向上心が高い、その人の心の奥にある悲しみを見ていました。

(つづく)

次のお話はこちらから☟

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この記事を書いた人

心理系に興味があったものの情報系の道に進み、やっぱりカウンセラーが諦められなくて転身。

このHPを作りました。
インターネットワークも脳のネットワークも得意。なんちゃって。

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