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「旬の悩み」で自分に優しくなれる

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FAP療法を始めてできた嬉しい悩みは、FAP療法で解決したい悩みが多すぎることです。

私は悩み事がとても多く、次に治療してもらう時はどの悩みにしようかなと、カウンセリング前からずっと考えています。

よし、これにしよう!と思ったら、嫌な目にあって、せっかく悩みを決めたのに!嫌な目にあってモヤモヤするけど、現実的にはこっちを解決するのが先の方がいい!と頭の中で会議して、カウンセリングの時間を迎えます。

そんな日々を繰り返して気づいたのは、「旬の悩み」を話すと、心が安定するということ。

旬の悩み、とは、ここ最近でいちばん自分の心が動いた瞬間のことです。

人生でずっと繰り返している悩みは、長く苦しんだ分、それだけ早く解決したい悩みです。

それに比べて「旬の悩み」は、とても小さく感じられるので、まあいいやとなかったことにして(トラウマちゃんはスルーすることに慣れている!)、ずっと抱えている大きな問題に取り組みたくなります。

でも、ずっと繰り返している大きな問題は、それだけ根深くて、時間がかかります。

それに対して、「旬の悩み」には、自分の本心を知るための、今の自分にとって最短のルートが隠されています。

つまり、「旬の悩み」は大きな問題を解決するための糸口なんです。

階段に例えると、今の自分の位置から何段も先に、自分の理想の姿や繰り返している問題が解決した姿があります。

「旬の悩み」は、今の自分と、根深い悩みが解決した姿を繋ぐ「一段」ということです。

私はこの一段が見えずに、一気に上まで上がろうとして、何度も転けて痛い思いをしてきました。

私が一般的な幸せを得るには、あまりにも高い階段に思えたので、早く生きづらさから解放されて、みんなと同じになりたかったからです。

ですが、結果を急ぎたい中、あえて今から踏み出すたった「一段」を取り上げることで、心がどんどん穏やかになっていき、生活が整っていくのを感じました。

たとえ現実的には些細なことに思える出来事も、自分が何かモヤモヤしたり、怒りを感じたり、不安を感じたりすることには、幼少期から培ってきた心の傷が隠されていたりします。

そう、このたった「一段」は、掘れば掘るほど深いんです。

そして、不快な出来事に一度向き合ったら、一段階段をのぼったということ。

FAP療法で治療を進めていくと、同じ現実が起こっても、自分がどれだけ本心に近くなっているかによって、感じ方が変わってきます。

つまり、一番心が動いた瞬間をピックアップすることは、今の自分にとって一番整理しやすい心の傷を癒すことができるということです。

そうやって一段、また一段とのぼっていくと、今まで人生を破壊し続けていた私の心の中で、着実に積み上がっていく喜びが感じられるようになりました。

また、FAP療法を受けてから次のFAP療法を受けるまでの一週間の間で、どのような変化があったか、そしてどのようなことに心が動いたかをモニタリングすることで、自分にどんどん優しくなれるのを感じました。

これまで無視してきた自分の気持ちを、その都度気に掛けることで、どんどん心が安定していきます。

トラウマ持ちの私は、心が安定して、自分らしく生きられることが、こんなに幸せなことだなんて思ってもいなかった。

そして、自分らしく生きられる道筋は、たった一段の階段が示してくれていた。

そう、「旬の悩み」だったら、たとえこの一週間で心が動いた瞬間が複数個あっても、どれを選んでもいいんです。

どの悩みを取り上げるかで展開が変わる(過程が変わる)だけで、行き着く先は同じ、階段の頂点。

一見遠回りに見える「旬の悩み」が、ずっと繰り返している悩みを解消する、一番最短ルートになります。

(つづく)

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この記事を書いた人

ナビ・カウンセリング事務局です。

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