6/29 「心を開く旅」 Blog

心を開く旅

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「心に聞く」とは、大嶋先生の開発した手法で、自分の内側に集中して「心よ!」とタグをつけて質問をすることで、心の傷や他人の影響を受けずに、本当の自分からの答えが返ってくるというものです。

心とやり取りをすることで、自分と心の信頼関係が築けるようになり、自分の人生の主導権を取り戻せるとても良い手法なのですが、問題は邪魔がある場合。

最初に「心よ!私と心の間に邪魔はありますか?」と聞いて、人物の顔が浮かんできたり、答えが返ってこなかったりしたら、脳のネットワークから、誰かの影響を受けています。

そうすると「心よ!邪魔を排除してください」と言って、排除できるまでそれを繰り返すのですが、私はいつも、邪魔の排除がうまくできなくて心に聞けない!となっていました。

そんな中、ずっと心に聞けないことを相談していたある人が、「私の心は、よしえさんの友達と[心に聞く]の話をすると、よしえさんの心が開通すると言ってるよ」と教えてくれた。

その友人とは、私の長年の友人で、心理学を勉強しているわけではなかったし、相談した人と友人は面識がありませんでした。

試しにその友人にLINEして、「心に聞く」を簡単に説明して、「心よ、邪魔を排除してくださいってお願いしてみて」というと、「排除できないからあなたがその場を離れなさいと返ってきた」と教えてくれた。

ええ!?心ってそんなこと言うの!?とびっくりしながらも、友人の「心に聞く」を誘導して、返ってきた通りに過ごしてもらったら、とてもスッキリした!と教えてくれた。

ちょっとなに、あんた!!心に聞くめっちゃうまいやん!!もっと早く教えてよ!と思うと同時に、今度対面で「心に聞く」をレクチャーしてもらおうと思って、約束をしました。

そして昼間のファミレスで、「心に聞く」のやり方を説明した後、今度は友人に私の「心に聞く」を誘導してもらいました。

「心よ!邪魔はありますか?」

その問いかけを聞くと、私はどんどん神経質になっていきました。

Aさんの顔が浮かぶ、Bさんの顔が浮かぶ、Cさんの顔が…と、延々に誰かの顔が出てきて止まらない。

だけどふと、「私は潔癖で、邪魔を完璧に排除しなければ、心に聞いてはいけないと思っている」という感覚が浮かんできました。

お〜!心の檻のやつやん!!と思うと同時に、私はいつもここで自分は聞けないからと諦めていたんだな、と気づきました。

友人が続いて、「心よ、私はなぜ潔癖なのですか?」と問いかけてくれて、今度はひとりで遊んでいる幼少期の私と祖父の姿が見えてきた。

「心よ、おじいちゃんとの間のトラウマで、私は潔癖になったの?」(誘導うまいな!プロやないか!笑)

その問いには、今度はおじいちゃんと、ある人物が出てきました。

ああ!私はこのふたりの間のトラウマを背負って、潔癖になってしまったのね!

私は「聞けない」というドット(思い込み)にハマってしまって、心に聞くことができない!苦手!と思い込んでいたけど、友人に誘導してもらっていると、実際は神経質な感覚や、不安が湧いた時に、その感覚すらも心が出してくれている返答な気がしてきた。

そう、本当はずっと心に聞くことが出来ていたことに気づいたんです。

邪魔がありすぎて、心に聞けない!と思っていたけど、「神経質な感覚のせいで、出来ないと思ってるよ」ということを教えてくれていたんです。

その後の様々なやりとりの中でも、質問に対して期待するような答えが返ってこなくても、不安や焦りが出てきたら、それ自体が答えだと、私の心は教えてくれた。

焦りが出てきたら、一旦しようとしていた質問をやめて、「心よ!この焦りはなんなの?」と聞くと、「殻を破って蝶になるから困る」と返ってきたりする。(ナビ・カウンセリングの「ナビ」って、蝶って意味なんだけど!)

「心よ!蝶になったらなぜ困るの?」と聞くと、「自立しなければいけなくなるから、文句を言って守られている方がいい」と返ってくる。(ひえ〜!すみませんでした!笑)

心は、自分が期待しているように、簡単に直接的な答えを出してくれるわけじゃない。

私の友人が私の心を開通してくれると、教えてくれた人との話から、私の「心に聞く」旅が始まったように、

心はいつも、遠回り、遠回りをしながら、次にとるべき一手の手がかりだけを教えてくれる。

それが無意識と一緒に歩む、心を開く旅なのかもしれない。

(つづく)

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この記事を書いた人

心理系に興味があったものの情報系の道に進み、やっぱりカウンセラーが諦められなくて転身。

このHPを作りました。
インターネットワークも脳のネットワークも得意。なんちゃって。

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