8/31 「お金の問題は孤独の痛み」 Blog

お金への恐怖心を捨てて豊かさを育てる

「心に聞く」シリーズの合間ですが、今日は「ナビの休憩室☕︎」から最近観た作品をご紹介します。(早く書かないと忘れちゃうからね!笑)

今回ご紹介するのは、Netflixのドキュメンタリー「ハウ・トゥー・ゲット・リッチ」。

アメリカの作家・起業家のラミットが、豊かな生活を実現したいと考える人たちをサポートするという番組です。

画像はChatGPTで生成したイメージです。

まず、依頼を受けたラミットが、相談者の財政状況を確認します。

この人はこれだけ稼いで、貯金はいくら、そしてこれだけの借金があって、生活費はどれくらい、というふうに、収支がうまくいっているかを書類で確認してから、本人に直接会って話を聞きに行く。

そして、その人のお金に対する考えを聞いた上で、どこを改善すべきか、豊かな生活の実現のためにどうすればいいかということを助言しながら、プロの視点でサポートしていきます。

面白いなと思ったのが、お金を稼ぐ能力と、お金を管理する能力は必ずしもイコールではないということ。

今回番組に選ばれた人は、ほとんどが高収入でした(一部そうでない人もいた)。

にも関わらず、お金について話し合いができないために夫婦関係がうまくいっていなかったり、身の丈に合わない生活をしているせいで借金を抱えて貯蓄がないなど、お金に関する問題が山積みでした。

トラウマに深くお金が関わっていた私としては、「わかるわかる〜!」と共感の連続でした笑。

トラウマ持ちの私との共通点は、お金を管理する能力が子供のまま止まっていたということ。

ラミットが実現しようとしていたのは、お金に支配されることがなく、上手に管理して豊かな生活を実現するという、自立した大人の世界でした。

しかし、番組の出演者は、収支がマイナスの人も多く、請求書は見たくない!と、見たくないことから逃げていて、管理の仕方がまるで子供のようでした。

昔、何かの本で「お金持ちとはたくさん稼ぐことではなく、お金(貯蓄)を持っていること」と読んだことがありますが、この番組に出ている人たちのほとんどが、高収入であるにも関わらず、お金持ちとは言えない状況にありました。

一方、トラウマ持ちである私も、「今日稼いだ分よりも多くは使わない」ということができない時期がありました。

心の傷があると、その年齢で心の発達が止まってしまいます。

そして、心の傷由来の愛着障害によって、衝動性や多動性が強化されることがあります。

私はその心の傷由来の衝動性や多動性は、その人の心の傷が何に由来しているかによって、どのように現れるかが変わるのではないかと考えているのですが、私の場合は「お金の使い方」によく現れました(全てのケースがそうではないので、心の傷由来と書いています)。

トラウマ治療を続けてきた私が言えるのは、トラウマはお金そのものにあるではなく、お金にトラウマが条件付けされているだけだということ。

お金にまとわりついているトラウマを外していけば、これまでできなかった計算ができるようになり、自然とお金が余っていきます。

番組内でも、ラミットは、「お金への恐怖心を捨てて。お金はただのものだ」「お金の心理と向き合って」と言っています。

出演者は、自分が逃げていたことをラミットに指摘され、痛みを感じ、時には涙を流す。

その痛みとは、パートナーに見捨てられたら怖いという恐怖心だったり、自分が失敗したと周りに思われたくないという羞恥心だったりします。

しかし、それらの感情と向き合った後、「絶対に無理だ」と思っていたパートナーとの話し合いや、身の丈に合わない生活を手放す決断などができるようになり、出演者は豊かな生活に向けて歩き出します。

「ハウ・トゥー・ゲット・リッチ」は、お金にまつわるカウンセリングのようなドキュメンタリー番組でした。

1つの記事で終わらせる予定でしたが、まだ書けそうなので、次回もこちらのドキュメンタリー番組から心の世界を紐解いていきます。

(つづく)

***

大阪・関西万博の紹介、第2弾は「PASONA NATUREVERSE」です。

「いのち、ありがとう。」がコンセプト。鉄腕アトムとブラックジャックが未来の医療などを教えてくれます。
最初のゾーンでは、生命進化についての展示でした。世界最大級のアンモライト(約7,500万年前の白亜紀に生息していたプラセンチセラス属の一種のアンモナイトの化石)が展示されていました。
世界最大級のアンモライトその2。世界中のアンモナイトの化石の中でも特出した光学効果を持っているという理由で、「アンモライト」というそうです。
IPS細胞。大きさは親指くらい。生きている細胞なので、1週間ほどで新しいものと交換し、常に動いている様子を見ることができるそうです。
天井照明型手術室「オペルミ」では、様々な方向から光を当てることで、影ができなくなり、術野を鮮明に照らすことができます。たかが影ですが、「神は細部に宿る」というように、プロの仕事を見た気がして、私はここが一番心打たれました。

他にも、治療を必要とする患者さんのところにフライングオペレーションユニットが向かい、医師がロボットを使って遠隔で手術をするという、未来の医療について紹介されていました。

なかなか見応えがありました。

私のNo.1推しパビリオンです。

万博閉幕後は、2026年3月ごろに淡路島に移転するようです。

次回もお楽しみに^^

続きはこちらから

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この記事を書いた人

心理系に興味があったものの情報系の道に進み、やっぱりカウンセラーが諦められなくて転身。

このHPを作りました。
インターネットワークも脳のネットワークも得意。なんちゃって。

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