8/31 「お金の問題は孤独の痛み」 Blog

お金の問題は孤独の痛み

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なぜ収入が多くてもお金持ちになれないのでしょうか?

前回の記事では、Netflixドキュメンタリー『ハウ・トゥー・ゲット・リッチ』をご紹介し、お金を稼ぐ能力と、お金を管理する能力は、必ずしもイコールではないというお話をしました。

このドキュメンタリーで一番最初に紹介されたのは、6年前に結婚し、娘が2人いる夫婦でした。

妻が高収入で家計を支え、夫が仕事を辞め、専業主夫として家事や育児を行っていました。

ある月の収入はおよそ25,000ドル(現在のレートだと、日本円で約367万円)もありましたが、支出はそれを上回る27,000ドル(約396万円)。

月収350万円以上もあるのに、30万円の赤字だったんです。

この夫婦を見ていると、妻は「私が稼いだお金だから」と言って、夫にあまりお金を使わせたくありませんでした。

夫は、「対等に話ができない」と言って、仕事をしたいと訴えます。

妻は歩合制の仕事だったので、1人で家計を支えないといけないプレッシャーから、収支を計算せずにお金を使っています。

お金や子育てについて話し合おうとすると、いつも喧嘩になり、話が平行線になってしまう。

家計を支えるために社会で闘う妻と、家族のために話し合いをしようとする夫は、同じように家族を思っているはずなのに、お互いを責め続けてしまいます。

なぜこのようなことが起こるかと言うと、幸せには順番があるからです。

『精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』(樺沢紫苑著)によると、幸せは、セロトニン的幸福(心と体の健康)、オキシトシン的幸福(つながり・愛)、ドーパミン的健康(成功・お金)の順番で求めることで、全てを手に入れられるのだそう。

chatGPTで生成しました

最初に成功(ドーパミン的幸福)を目指して働くと、体がボロボロになったり(セロトニン的幸福の失敗)、家族との繋がりの時間が持てなくなったり(オキシトシン的幸福の失敗)します。

1人で「調子がいい」と感じ、健康でいられてはじめて、誰かと繋がることができます(セロトニン→オキシトシン)。

誰かと繋がることで、周囲のサポートが得られ、仕事の成功が加速されます(オキシトシン→ドーパミン)。

そう、お金で得る幸福は、最後なんです。

上記の夫婦は、パートナーとの話し合いや歩みよりも前に、奥さんが「私が頑張らなきゃ」と、ドーパミン的幸福を追い求めていました。

三角形のピラミッドの頂点を支える土台がグラグラだったんです。

だから、お金の問題を抱えていてなんとかしようとした時に、痛みが出るのは当たり前なんです。

なぜかというと、お金の問題に向き合うということは、ピラミッドの頂点から逆算して、下に降りていくようなもので、

それはお金の問題のように見えて、実はオキシトシン的幸福(人との繋がり)が不安定であるということだから。

パートナーとの繋がりがなく、孤独だということを突きつけられるから、痛みと苦痛が出てくるんです。

起業家のラミットは、夫の仕事探しの背中を押しました。

そして夫も収入を得ることで、家族の中で発言権を得られ、夫婦のパワーバランスが均衡になり、新婚の時のような仲の良さを取り戻しました。

奥さんが1人で頑張る必要はなかったということですね。

お金に問題を感じた時は、ピラミッドを下向きに掘り下げることで、豊かさを受け取る器も少しずつ広がっていくのだと思います。

(つづく)

<参考>

https://www.netflix.com/title/81410436

***

関西万博の紹介 第3弾は、イタリア館です。

「アートは人生を再生する」というテーマのイタリア館
『ファルネーゼのアトラス』西暦2世紀(アントニヌス朝時代、約150年頃)に制作されたとされる作品で、複製は存在しないそうです。両手で持っている球体は宇宙を象徴していて、星座、黄道十二宮、四方位、天と地が刻まれています。
建築家カルロ・ラッティによってデザインされた、2026年ミラノ・コルティーナ冬季オリンピック2本の聖火です。
『キリストの埋葬』ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの作品。17世紀の初めに描かれました。人の身長をはるかに超える高さの絵画で、圧巻でした。

イタリア館は、本物がたくさん飾ってあってすごかったです。

ミラノ万博で日本館がトップクラスの人気だったため、イタリアの方々が日本人を喜ばせたいと、本物をたくさん持ってきてくださっているようですね。

そんな背景を知ると、ますます展示が特別に感じられますね。

次回もお楽しみに^^

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この記事を書いた人

ナビ・カウンセリング事務局です。

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