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私はいつも調子がいい時に立ててしまった計画で、エネルギーを枯渇させてしまう。
調子がいい時は、この調子がずっと続けば私の人生は上昇気流に乗って無敵だと感じるので、ガンガン予定を詰め込むし、それをこなせるだけの自信がみなぎっている。(マリオのスターモードみたいな感じ!)
だけどスターモードが持続するはずはなく、次の日朝起きると体が重かったり、計画を進めているうちにどこかで疲れが出てしまったりして、なんでこんなに予定を入れてしまったんだろうと後悔する。
そして、日々を楽しむはずがタスクをこなす毎日に変わってしまい、自分がやりたかったことの目的を見失ってしまう。
今日は心に前回のブログの続きを書きなさいと言われたので、「心よ、私はどうしていつもこうなってしまうの?」と聞いてみた。
すると心から、「あなたは体が疲れることを計算に入れていない」と返ってきた。
そりゃ動きすぎたら体は疲れるでしょ…?と思いつつ、「心よ、体が疲れることを計算に入れていないってどういうこと?」と聞いてみると、心は脳から濃くて白い煙のようなものが次から次へと湧いてくるイメージを見せてきた。
まるでドバッと快楽物質のようなホルモンが出ている感じ。
そして、そのイメージの中では、体は薄くて存在感がなかった。
あ〜、この白い煙のようなものがスターモードの星みたいなものなのね!と思いながら、「心よ、私はこの真っ白のホルモンに浸りたくて、体を無視してるの?」と聞いてみると、「そう。頭が上司で、体が部下。」と返ってきた。
上司と部下?私は1人なのに、2つの人格があるっていうこと?
心がいうには、私の中で上司と部下という上下関係ができているということらしい。
部下である体はその計画で疲れることがわかっていても、それを上司である脳に主張することができなくて、嫌なことを嫌だと言えないまま、上司のやりたいことに付き合ってる。
そして、上司は部下の気持ちを考えずにパワハラまがいの命令を出し続けているらしい。
ええ〜!しっかり上下関係!しかもブラック企業じゃん!
私は「体は酷使したら疲れる」ということを知識としては持っていたけど、ちゃんとわかっていなかったみたい。
疲れるという体の感覚と、頭が考える体についてのイメージが、バラバラで存在していた。
「心よ、私はどうしたら体のことも考えて計画を立てられますか?」と聞いてみたら、「自分を知ること」と返ってきた。
どれくらいの睡眠時間だと、生活にハリが出て、楽しく毎日を過ごせるのか。
そこからどれくらい睡眠時間が足りないと、どれだけの体の重さが出て、どれだけ生活に支障が出るのか。
どれくらいの1人の時間が必要で、どう過ごしたら心が満たされるのか。
ご飯の量や回数がもたらす、メンタルへの影響。
日々を過ごしながら、たくさんのデータを取り、それらを1つずつ検証していくことで、体が疲れることを計算に入れて計画ができるようになる。
そうすると、私の中の私が手を取り合うようになり、頭がやりたいことを体が叶えてくれ、心が満たされるようになっていくよ。と、心は教えてくれた。
***
大阪・関西万博の紹介の第5弾は、中国館です。



中国館は、中国人の1日を描いた映像が、見ているだけで生活が整っていくような感じがして、とても素敵でした。
字幕はこちらから。興味のある方は左の矢印からご覧ください。
中国人の一日(字幕)
古代中国の人々は一日を12の時間帯に分け それぞれを「時辰」と呼んだ
この絶え間なく続く「時辰」の中で 中国人は天の時に従い 地の利を生かして行動し それぞれの「時辰」に応じた生活を営んだ
卯の刻(5:00-7:00)
「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く」
自然は目覚まし時計である
鳥が起こし
光が起こし
母も起こす
辰の刻(7:00-9:00)
「行灶に朝香しく早飯を炊き、小園春暖かに新蔬を掇つ」
温かい朝食が
新しい一日の始まりを最高にする方法である
「朝食をしっかり摂れば一日中悩みがない」
こだわりを持ち 妥協しない
これが中国人の朝食に対する態度である
巳の刻(9:00-11:00)
巳の刻
太陽は次第に中天へと昇る
この時刻
万物は暖かな陽光に包まれ
人々も新しい一日の仕事や学習を始める
「巳の時に花吐かんと欲し 春色人間に満つ」
情熱的で
活気に満ち
勢いよく
熱烈に
この瞬間に生命は力強く
生き生きとした活力を見せる
午の刻(11:00-13:00)
午の刻は
「日中」とも呼ばれる
太陽は空の最も高い位置に達する
午の刻は市場で取引が行われる時間である
「日中に市を為し
天下の民を致し 天下の貨を聚め
交易して退き
各其の所を得る」
未の刻(13:00-15:00)
食事を終えた後
半日の疲れを少しの休息で癒す
「日長く睡りより起き情思なく
閑に児童の柳花を捉うるを看る」
申の刻(15:00-17:00)
申の刻は
仕事に適した時間帯であり
運動にも適している
怠けていてはいけない
この時間帯は一日の中の黄金の時間である
体力や気力が最も充実し
多くの重要な決定を
下すのに最適な時間である
酉の刻(17:00-19:00)
中国人は酉の刻を「日落」とも呼ぶ
太陽は静かに沈み
空には夕焼けが広がり
家禽たちも巣に帰る
この時間帯は人々が労働を終えて
家族と共に夕食を楽しむ寛ぎの時間である
家は
温かい港であり
心の帰る場所である
戌の刻(19:00-21:00)
戌の刻
個人が「黄昏」と呼んだ時間帯である
天地がぼんやりとした黄昏色に包まれ 万物が霞んで見える
一日の中で最も詩的な個人の時間が訪れる
読書
観劇
音楽を聴く
散歩
あるいは
ただぼんやりする
とにかく
この時間には
気持ちよさを保ち
リラックスすることが
大切である
亥の刻(21:00-23:00)
亥の刻は「人定」とも呼ばれる
一日の最後の「時辰」である
電灯が登場する以前の長い年月
人々は亥の刻になると活動を終え
安らかに眠りについた
しかし
今日の若者たちは どうしてこんなに早く美しい一日を終わらせることができようか
子の刻(23:00-1:00)
子時は「夜半」とも呼ばれる
一日の終わりであり
また一日の始まりでもある
古人は
睡眠は
天地の陰陽と適応する過程だと信じていた
子の刻の睡眠は
身体を十分に休息させ 回復させるのに最も適しているのである
丑の刻(1:00-3:00)
丑の刻
すべてが静まり返り
最も夜の深い 時間帯である
わずかに見える街の灯りが
夜空に応えているだけである
寅の刻(3:00-5:00)
誰かが帰宅し
誰かが静かに目を覚ます
勤勉な人々は
この時間帯に
新しい一日を始める
言い伝えによると
寅の刻に生まれた人は
成長しても人生への情熱を失わず
常に明日に希望を持ち続けると言われている
美しき日々 生きとし生けるものは悠久なり
終了